管理職という職種について考える

管理職という職種について考える

職種の異動で管理職に昇進する社員と社外から中途採用の管理職

企業の職種は業種によって一部の違いがあるものの、事務、営業、経理あるいは製造など共通する名称が多いようです。終身雇用制の生きていた時代には企業に入社する際、大きく事務系、技術系に分かれて採用されて各々の職種を数年単位で異動を繰り返して企業内の多くの職場で職務対応能力を高めながら中間管理職のポストを昇進していき、その過程で社長以下役員の目で企業業績への対応能力や部下の指導能力等上級管理者としての力量のチェックをされるのが一般的でした。従って、中途採用者が少々いても年功序列制度がほぼ生きている状態でした。もちろん、この昇進レースは社員同士の競争でもあるので、同一職種に長い間とどまって異動も昇進もしない社員もいて上級職になればなるほど少数精鋭の競争になっていたと思います。

しかしながら、産業界に業界ごとの規制緩和が広まりだして、業績低迷を希望退職制度や人員削減などで対処するようになり、同時に、雇用の多様化により非正規社員が正社員と一緒の職場で働いたり、中途採用による管理職のヘッドハンティングが珍しくなくなりだすと、過去の社内実績があっても企業として必要な職務の管理能力を持った者を社外から採用して上級ポストに就かせるケースが良くみられるようになり、年功序列制度が崩れ、各職種を幅広く経験する管理職が減少して社内融和や社員の企業への貢献意欲など職場の社員同士の関係にややゆとりがなくなってしまいました。正社員で在職していても担当職務に邁進しているだけで職種横断的な課題や企業全体の抱える課題などに思いを巡らす社員が減ってしまい、スケールの小さい社員が増えているのではないでしょうか。

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